自作PCなどにmacOSをインストールする方法についてまとめました。
Hackintoshの仕組み
HackintoshはmacOSのイメージファイルとそれを動作させるClover bootloaderによって動作しています。macOSはHDDにmacが入った状態でWindowsPCに接続してもbootしないので、clover bootloaderを起動時に挟むことによってmacOSを騙し、起動しています。
なのでHackintoshを作るにはWindowsマシンで起動可能なMacのインストールメディアを作成し、自作マシンへインストールしたあと、HackintoshマシンにClover BootloderをインストールしてmacOSを起動可能にするところまでが必要です。
Hackintoshのインストール
Hackintosh用のUSBインストールメディアを作成するためにはmacOSのイメージファイルが必要です。基本的にはAppStoreから入手するので、すでに使用できるMacPCが必要です。Hackintoshは基本デスクトップ向けなので、ノートパソコンにmacbookなどを購入するとよいです。
Clover EFI BootloderかUniBeastを使って作成する
USBインストールメディアを作成する方法は大きく2つあります。
Macで普通にインストールメディアを作成し、Clover EFI Bootloderを使って自作PCで起動可能な状態にするか、UniBeastでインストールメディアを作成するか、の二通りです。
基本的にUniBeastで作成したほうが簡単です。UniBeastならあまり知識がなくても必要なものはすべて入れてくれるのでめんどくさい人はUniBeastで作成しましょう。
UniBeastによるインストールビデオです。
UniBeastとMultiBeastでHackintoshを作成した記事はこちら

UniBeastでインストールしたあとはHackintoshにMultiBeastを使ってBootloderをインストールします。
Clover EFI Bootloderのほうは細かな調整ができるので、自作PCなどの場合、同じ構成で作った人の設定がフォーラムなどで公開されているので設定をパクるなどで余計なものを入れずに作成できます。
Clover EFI bootloderでインストールした記事

macOSをインストールしたあとはもう一度Clover EFI bootloderを使ってHackintoshの起動ドライブにClover bootloderをインストールします。
構成に使うパーツについて
Hackintoshを作る際に使うパーツ選びについて解説します。
CPU
CPUは基本的にIntelです。Ryzenで作っている動画やレポートが投稿されていますが、Macにドライバがないのでおすすめしません。
しかしRyzenのコスパは魅力なので挑戦したい人はこちらの記事を参考に。

マザーボード
マザーボードの選定が重要なのはもう過去の話、BIOS時代が終わり、UEFI以降のマザーボードにおいてはどれを選んでもだいたい動作します。
しかしLANやサウンドのチップの関係で動作が確認されているマザーボードを選ぶと良いです。
tonymacx86のページにて紹介されているマザーボードをサイズごとに紹介しておきます。
RAM
メモリはなんでも大丈夫です。
グラフィックボード GPU
現在のHackintoshで重要なパーツです。macOSがmojaveになったことにより、Nvidiaのwebドライバのサポートが切られたこと、AMDのGPUが公式にサポートされたことによって、AMDのGPUを選択するのがベターです。
サウンドカード
Hackintoshにおいて音はマザーボードのチップに頼るより、HDMI出力やUSBサウンドカードを利用したほうがいいです。
マウス・キーボード
WindowsとAppleのキーボードはCmd Optなどのキーに違いがあります。もちろんWindows用のキーボードでも問題なく使えますが、見栄え的にキーボードを購入するのもありです。
また、mac配列のメカニカルキーボードも発売されています。
私は普通のメカニカルキーボードのキーキャップを変更して使っています。
おすすめ記事

まとめ
過去のレポート記事と合わせてHackintoshの参考にしてください。
UniBeast MultiBeast

Clover EFI bootloder


コメント