Mini-ITXやMicro-ATXを好む自作erからすると割と有名なRAIJINのPCケースですが、新型が発売されていたので違いなんかを簡単にまとめておきたいと思います。
RAIJINTEK Ophionは全長が大きく、ハイエンドグラボを搭載可能
RAIJINTECKのMETISはメーカー公称値で170mmまでのグラボを搭載可能となっていました。これはショート基板の一般的なサイズです。
実際には天面に搭載された2.5インチマウンタを取っ払うことでそれ以上の一般的な大きさのグラフィックボードを搭載できましたが、全長の大きなハイエンドグラフィックボードとなると搭載できませんでした。
▲Sapphire製のRX480は搭載できたがMSI製のRX470は厳しい
インターネット上にはSFX電源を用いて266mmのGTX1080TIをケースのUSB端子を外し物理的に空間を広げることで搭載している猛者がいましたが、XFX製のRXVEGAを同じ方法で載せてみようと試みたところ全長300mm以上あり、物理的にケースの全長を超えていたので搭載できませんでした。
▲巨大なXFX RXVEGA ケースより全長が大きい
なのでmetisには搭載できるグラフィックボードに限りがありましたが、OPHIONでは全長が大きくなっているのでグラフィックボードの制限がなくなっています。
Amazonの商品ページには330mmのVGAを搭載可能となっているので、すべてのグラボを搭載できるでしょう。
ハイエンドでMini-ITXを組むならOPHIONを選んだほうがいいでしょう。
RAIJINTEK OPHIONとOPHION EVO
ちょっと注意しておきたいのがOPHIONとOPHION “EVO”というラインナップになっている点です。
パッと見は同じで、価格もAmazonでは大差ないので気づきずらいので注意が必要です。
OPHIONとOPHION EVOの違いはケースの高さ、EVOのほうが少し縦に大きくなっています。
高さに余裕を持たせることで240mmのラジエーターが搭載できるようになるので、簡易水冷のラジエーターを装着したいならEVOを選択するべきです。
Mini-ITXはケース内が狭く、ラジエーターを使って直接排気できるほうがベストではあるので、ここは大きさと冷却能力のトレードオフで選択することになりそうです。
OPHIONのカラーバリエーションは黒のみ
OPHIONのカラーバリエーションはいまのところ黒のみとなっています。一方METISは7色とかなりカラーバリエーションに幅があります。
私は白のケースが好きなので白くらいは出してほしいのですが、コストの関係で厳しそうですね
ケースのカラーに拘るようならMetisを選択したほうがよいでしょう。
ハイエンドで組むならOPHION、限界まで小さくするならMETIS
全長が大きなグラボを搭載し、240mmのラジエーター簡易水冷を搭載するならOPHION EVO、限界まで小さく、カラーバリエーションが豊富なケースを選びたいならMETISという棲み分けになりそうです。
価格の差もありますし、metisでもSapphireのグラボは乗ったのでまだまだmetisは人気のケースとなりそうです。
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