RAIJINTEK METIS PLUSでMINI-ITX Ryzenマシンを自作してみた話


小型でPCを自作してみたくなったのでRyzenCPUを搭載したそこそこ高スペックなマシンをMiniITXで自作してみました。

Mini-ITX マシン構成

PC ケース RAIJINTEK METIS PLUS

PC ケースは RAIJINTEK の METIS PLUS にしました。

このケースを採用した理由としては、ある程度の GPU と ATX 電源を積めるスペースとキューブ型のかわいい外見が気に入ったことが主な理由です。
いままでケースにこだわりがなく無骨な黒いケースを選んでいましたが、今回は白いケースを探してみました。Metis Plus なら様々なカラーバリエーションが展開されているので気に入ったカラーが見つかるはずです。
また、天面にケースファンが搭載できるようになっているのでケースファンを購入しました。この位置に GPU を乗せるのでうまく吸気したほうが良いかと思われます。

CPU Ryzen7 2700

CPU は Ryzen7 2700 を購入しました。最近だと 3 万円以下まで価格が落ち、TDP65W ということで排熱等々も考慮するとベストな CPU なのではないかという考えからです。
しかしこの記事を書いてる時点では 2700X の価格もかなり下がってきているのでこちらを選択しても良いかもしれません。

2700X にすると TDP が 105W まで上がるので注意しましょう。

CPU クーラー Thermaltake Contac Silent 12

CPU クーラー Thermaltake Contac Silent 12 を使っています。120mm ファンですが、サイズに問題はありませんでした。

私は基本空冷派ですが、ケースが窒息気味なことを考えると直接ケース外へ排気できる簡易水冷にしたほうが良い気もします。

マザーボード ASRock AMD 320M-ITX

特に問題はなく最初から Ryzen7 2700 が使えました。M.2 が背面にあるので組みやすいです。
無線 LAN は搭載されていないので注意

メモリ PATRIOT DDR4 2400MHz 16GB×2 枚

メモリは Amazon で販売されている一番安い激安メモリを買いました。

ここ数ヶ月のメモリ価格低下は凄まじく、16GB2 枚の 32GB セットが 2 万円で購入できてしまいます。
Mini-ITX マザーボードの場合にはメモリスロットの数が限られるので 1 枚あたりの容量を多めに取ることをおすすめします。また、RyzenCPU の場合にはデュアルチャンネルが必須なので 2 枚で 32GB になるように搭載しました。安いうちに 64GB まで積んでしまうのもありだと思います。

ストレージ WD M.2 240BG + SSD 1TB

ストレージは OS インストール用に WD Green の M.2 240GB とデータ保存用に Samsung SSD 1TB 860QVO を用意しました。

SSD も大変安くなっています。
今回使用するケース、RAIJINTEK METIS PLUS には 2.5 インチストレージを搭載できる箇所が 2 箇所ありますが、1つは GPU の大きさとの兼ね合いで 1 つ取っ払ってしまいました。大きめの GPU を搭載しつつストレージを複数接続する場合には外付けする必要があります。
こういった Sata to USB 変換コネクタを使って SSD を追加することにしました。

この変換コネクタには USBC 版もあるので、macbook との併用活用、マザボにあるけどつかわない USBC 端子のことを考えて USBC 端子版を購入しました。

グラフィックボード RX480

グラフィックボードは自宅にあった RX480 を使いました。同じ RX400 番台でも MSI 製のものはサイズ的に搭載できず、XFX 製の VEGA54 も搭載できませんでした。

このように SAPPHIRE 製デュアルファンの GPU は無駄な幅がないので搭載できます。

GPU の全長に注意しましょう。
ショート基盤サイズなら 2.5 インチストレージを1つ潰さずに搭載できます。最近発売された GTX1660 Ti あたりが適任でしょうか

RX Vega Nano を使いたかったのですが、まともな入手ルートがないようです。

電源ユニット Thermaltake Smart BX1 RGB 650W

電源は Thermaltake Smart BX1 RGB 650W を使いました。

しかし、適当に買っておいたので1つ失敗があります。それはプラグイン電源ではないことです。
Mini-ITX となるとケース内が狭いので、必要分のケーブルのみを接続できるプラグイン電源の購入をおすすめします。

プラグイン電源でないと余分なケーブルの対処に苦労しました。
ただ、プラグイン電源でもケース内が狭いので SFX 電源を変換プレートで搭載するのもありだと思います。

まとめ

はじめて Mini-ITX で組んでみましたが、しっかり高性能の CPU を積んで、GPU も積めるので満足しています。最近はディスクドライブがなくてもなんとかなりますし、PCIe スロットの成約が問題なければ MINI-ITX で組んでみるのもどうでしょうか