Thinkpad x220にmacOS High Sierraをインストールする夢の話


Thinkpadの7列キーボードを搭載したmacbookがあれば・・・そんな妄想を夢の中で実現しました。

インストール方法

まずは mac を使って USB インストールメディアを作成します。
必要なものは
MacOS High Sierra のインストーラー

すでに mojave にアップデートしてしまっている場合でも、上記のリンクにアクセスすれば App ストアからダウンロードできます。
EFI の中身、kext 類

上記リンクの github から Thinkpad x220 用のファイルを落とせます。これを使えばトラックポイントなど大抵のデバイスは動作します。
clover configurator

USB メモリ

用意ができたらまずは通常の macOS High Sierra 用インストールメディアを作成します。
USB メモリを接続してターミナルから作成
sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia –volume /Volumes/USB/
作成できたら clover configurator を使って EFI 領域をマウント
github でダウンロードしてきた High Sierra 用の EFI ファイルをコピーします。
Thinkpad x220 Hackintosh 用の USB インストールメディアが完成、USB メモリから boot してインストールします。
インストール後は同じ手順で今度は内蔵ドライブの EFI 領域に EFI をコピーするのを忘れないようにしましょう。
kext が S/L/E に入れる必要があるファイルが混ざって構成されていますが、ご丁寧に「kext-install.command」を実行すればインストールされるようになっています。
実行後は音が出るようになり。Thinkpad のキーボードについている音量調節ボタンも使えるように成りました。

無線 LAN を動かす

上記で配布されている Kext ファイルで大抵のハードウェアは動作しますが、無線 LAN は動作しません。なので USB 無線 LAN 子機を使うか

▲ 実際に組み込んで動作するのを確認しました。
無線 LAN カードを交換した場合、Thinkpad x220 の BIOS がエラーを出して起動しなくなるので、BIOS にパッチを当ててデバイスチェックを行わないようにさせる必要があります。
http://www.mcdonnelltech.com/X220_v1.44_Modified_BIOS.zip
▲BIOS パッチの配布先
Windows をインストールしてある状態なら Windows 上で実行すればパッチを当てられます。
USBboot からパッチを当てる方法はこちらで解説されています ▼

USB3.0 端子を使えるようにする

Thinkpad x220 corei7 版には USB3.0 がついていますが、Hackintosh では使えません。
GenericUSBXHCI という kext を追加することにより使えるようになるようですが、私の環境では動作しませんでした。