前までニッチなアイテムだったノートパソコン用の外部GPUがAppleからも対応製品が販売されるようになり,普及していきそうな流れを感じています.僕も購入を考えたので調べたことを書き留めておきます.
使用用途
僕が購入を検討した用途としては,最近家と大学でシームレスに作業をするために帰ってきたらmacbookpro13インチをモニターに接続してクラムシェルモードで作業をしている状況です.
こういう使い方だとデスクトップPCを使わないので,eGPUを接続すれば家と出先で同じ環境で作業しつつ家ではデスクトップ並みのスペックで作業できそうです.
調べてみると中田ヤスタカさんが同じような理由で導入していました.
新型Macbook Pro + Black Magic eGPU #Apple #MacBookPro2018 #BlackMagiceGPU #Studio #YasutakaNakata @Apple @Blackmagic_News pic.twitter.com/IAcHVnZ4xf
— 中田ヤスタカ (@YNOFFICIAL_) 2018年7月23日
https://www.gizmodo.jp/2018/10/nakata-yasutaka-interview-2018-2nd.html
用途がDAWソフトなのであまりGPUの恩恵はないようですが,macbookからの配線が一本で済むのは良さそうですね.
eGPUを導入するメリットがあるのは動画製作者やゲーマーになりそうですが,動画も編集ソフトによってはCPUで書き出すのでデスクトップPCを買ったほうが良くなります.
メモリやCPUのスペックを上げたmacbook air,macbookpro13インチ,macbook12インチを使っていて,そのラップトップのリソースを活かしつつGPUを利用したいならありかもしれません.すでにGPUが乗っている15インチmacbookproの場合は費用対効果が悪いと感じます.
難点
価格が高い
各社から出ている外部GPU用のeGPUBOXですが最安のAKiTiO Nodeで3万4千円くらいです.
AppleStoreからも販売されているBlackMagic eGPUに関しては15万円,結構良いスペックのデスクトップマシンが買えてしまいます.
過去にPCIex1端子を利用したeGPUが流行ったときには4000円くらいののアダプタ+電源とGPUで利用できたのですが,Thunderbolt3に関してはそういったアダプタは販売されておらず,BOXを購入する必要があります.
Thunderbolt3ケーブルが50cm
eGPUのパワーを引き出すため,Thunderbolt3のケーブルが50cmの長さで接続しなければならないようです.
つまりmacbookの近くにGPUBOXを置くことになるので,ファンの回転音が気になりそうです.
BOX結構でかい
動画や写真を見てみたところ,GPUを入れるのであたりまえですがBOXが結構大きいです.
省スペースケースを利用した自作PCと大きさが変わらなそうなのであまり省スペース用途にもならなさそうです.
買う価値は
いまのところ買うかと言われたらなんとも微妙なので僕は買いませんでした.
CPUをアップグレードしたmacbookpro13インチや高性能なゲーミングノートPCを持っていて,GPUを使いたくて,でもデスクトップを買うほどのお金はない,くらいの人が買うのかなぁくらいの感じですかね.
あとは金額が気にならない中田ヤスタカさんみたいな人.
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